飛ぶ夢

ちょっと前に見た夢。

我ながらなんか好き。

 

学校のような公共空間、階段があることも知らなかったのに、階段を降りていくと、地下がある。何をかわからないけど信じ続けてさらに地下に降りると、思いがけず素敵な空間が広がっていた。信じられないくらいいい雰囲気で素敵すぎて、そんな空間が地下に存在したことに頭がこんがらがりすぎて、もはや魔法かと思った。

そこの柱に、アニメーションみたいに自分が横向きになってまるで柱が床であるかのようにてくてく歩いて登る。真ん中くらいの高さでその柱と垂直に伸びるように足で蹴る。重力が20分の1になったかのようにふわふわ漂ってゆっくり床に落ちる。蹴伸びのように、地面に水平のまま足でゆらゆらこぐことができる。それが楽しくってもう一回やってると、ちょうどその高さにある塀の向こうにいる人が私を見て、ただ柱を横に蹴って落ちようとする頭のおかしいヤバイやつだと思って駆け寄ってくるので、説明する。

小さいときにてぃぴかるな「飛べる夢」を見たことはないけど、こうやって重力が少なくなったような、ふわふわとゆっくり地上に落ちる夢、滞空時間が長くてその間にゆらゆらできる、っていう夢は見たことがある。ってそれをその夢の中で思う。

   階段を駆け下りて二段飛ばし、三段飛ばし、ってあったけど、

   小さいときの夢では大抵それを一フロア分飛ばしくらいで、

   トーーンと蹴って、シューンシュタッ、と、ふわっと着地する

   ことができた。まさに重力が軽いみたいな感覚だと思う、多分。

夢に戻ると、一人これを絶対に教えなきゃいけない、って子が思いついて、その子のもとへ走っていく。ねえ、小さいときに飛べる夢見たことある??って聞くために。私はね、大空を優雅に飛ぶような夢は見たことがなくって、私の飛ぶ夢って変わってて、、、っていう言葉が多分その後に続く、、、。